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配線ルートが確保できない場合や、オフィス内のレイアウト変更が頻繁にある場合。それに不特定多数の人がLAN接続する会議室などには、無線LANが向いています。
- LAN配線がなくフロアがすっきり!
パソコン側のLAN配線をなくすことができます。そのため、ケーブルがごちゃごちゃしていて見苦しい、といった問題から解消されます。ただし、電源ケーブルは従来通り必要なので、配線が全くなくなる訳ではありません。
- 情報コンセントの位置に束縛されない!
有線ネットワークでは、情報コンセントやHUBの設置されている場所でしか、LAN接続することができません。無線であれば、エリア内であれば場所に捕らわれず自由な位置でアクセスできます。
(注意点)
- 無線LANでも、配線工事はなくなりません。無線アクセスポイントまでのLAN配線と、電源ケーブルの配線が必要です。
- 無線LANは理論値でも52Mbps。実効速度はさらに下回ります。しかもその帯域を、同じチャンネルを使用する複数ユーザで共有するため、1ユーザ当たりの帯域はかなり細くなります。
- 電波干渉等の影響を受けるため、通信品質は不安定です。
無線LANには様々な規格があります。無線アクセスポイント側とパソコン側とで、同じ規格に対応している必要があります。
- 802.11b
最大速度11Mbps、周波数2.4GHz帯。やや型落ちのパソコンや無線LANカードでも対応していることが多く、高い互換性が期待できます。
- 802.11g
最大速度54Mbps、周波数2.4GHz帯。より高速で、11bとも互換性があります。11aに比べて機器コストも安いことが多く、最近では最も広く利用されています。
- 802.11a
最大速度54Mbps、周波数5.2GHz帯。より高速で、他規格と周波数が違うため電波干渉が少ないという特長があります。
無線LANの問題点として、無線アクセスポイントまでの配線がどうしても必要になってしまうことが挙げられます。そこで無線APまでのLANケーブル、もしくは電源ケーブルをワイヤレス化するソリューションが、幾つか用意されています。
- PoEスイッチ(給電HUB)
電気配線を省略できます。UTPケーブルを利用して、通信だけでなく電力供給が可能です。PoE(Power over Ethernet)と呼ばれる技術を利用します。
- PLCアダプタ(高速電力線通信アダプタ)
LAN配線を省略できます。PoEとは逆に、電源ケーブルを利用して、電力だけでなく通信を行うことが可能です。PLC(Power Line Communication)と呼ばれる技術を利用します。
- マルチホップ(バケツリレー方式)
LAN配線を省略できます。末端の無線アクセスポイントが有線に接続されていなくても、AP同士が無線通信を行って、次々とバケツリレー方式で有線バックボーンまでデータを転送します。
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