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社内LAN構築(3) サーバの構築

社内LAN構築(3) サーバの構築

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4.社内サーバの構築

4-1. ファイル共有サーバ

  社内向けサーバで最もお手軽で、さらに利用頻度の高いものにファイルサーバがあります。スタッフ間のデータのやり取りや、情報共有、さらに各パソコンからのデータバックアップなど、使い方も幅広いです。

1) ファイル単位でバックアップ



LAN接続ハードディスクがお手軽!
  サーバ構築は高価なものです。そこで重要度の低いデータについては、NAS(ネットワークストレージ)と呼ばれるLAN接続ハードディスクの利用をお奨めしております。最近ではRAID構成に対応している機種も出てきており、機能についてもファイルサーバと差がなくなってきました。
  NASが満杯になる前に、古いデータからCD-RやDVD-Rといった光学メディアへ移します。これらのバックアップ作業は、基本的には手動で行って下さい。

  メーカーによってはプリンター共有のための、プリントサーバ機能を搭載している製品もあります。

2) ファイルシステムごとバックアップ



大事なデータには、ちょっと予算もつけてみる?
  ファイル単位でのバックアップの弱点として、復旧に手間と時間が掛かる点を挙げられます。データ自体は残っていても、システムの復旧にはアプリケーションの再インストールや再設定が必要となります。
  解決策として、ハードディスクのファイルシステム(パーティション)を丸ごとバックアップする方法が採られます。OSやアプリケーションの状態もそのまま復元されるため、復旧までの時間を大幅に短縮することが可能です。

  保存先としては、DAT(磁気テープドライブ)が一般的です。スケジューリングにより、自動的にバックアップをすることが可能です。フルバックアップは月末にだけ行い、普段は差分バックアップや増分バックアップを行う。といった運用をします。

3) サーバごとバックアップ



大災害や大規模テロにまで対応!
  スケジューリングによるバックアップではなく、リアルタイムミラーリングを実現するのがレプリケーション(replication)と呼ばれるシステムです。マスターサーバと同期した、全く同じ内容のレプリカサーバを設置します。障害発生時には、即座に復旧することが可能です。
  また、マスターサーバを東京に設置して、レプリカサーバを大阪に置くといった運用も可能です。東京で大災害が発生した場合には、大阪のレプリカサーバが役割を代替えします。

  問題点として、マスターサーバ上で操作ミスによりデータを削除してしまった場合、レプリカサーバでも同時に操作ミスが反映されてしまいます。日付を遡って復元するために、DATによるバックアップと併用することが一般的です。

4-2. イントラサーバ



社内向けホームページを公開!
  メニューページとして、社内向けWebサーバを構築します。インターネット上に公開される外向けのWebサーバに比べて、若干スペックを落としてコスト優先にすることが一般的です。グループウェアや業務システムに対する、ポータルサイト的な役割を果たします。

  1. TOPページ
    社内向けWebページ群のメニューとなります。周知事項及び、部門別・プロジェクト別の下層ページへのリンクや、業務システムへのリンク等を掲載します。
  2. グループウェア
    スケジュール表により他スタッフの予定を把握することが出来るので、スタッフ間の連携がスムーズになります。既存パッケージの利用が一般的です。会議室予約、備品予約、伝言メモ、タイムカード、など様々な機能が用意されています。
  3. 業務システム
    お客様の用途に応じて作り込まれるシステムです。顧客情報データベース、社員検索システム、勤務表管理システムなど、業種によってもその内容は千差万別です。オーダーメイドで開発することも少なくありませんが、その場合は数千万円の開発費が発生します。

4-3. ウィルス対策サーバ



多重の防御壁でより安全に!
  ウィルスに感染したメールは、まずは社内のメールサーバに届きます。この段階でウィルスを排除するために、サーバにウィルス対策を施す方法があります。メールサーバやWebアクセスに利用するプロキシサーバに対して導入します。
  皆さんのクライアントPCにも、ウィルス対策ソフトはインストールされているかと思われます。しかしクライアントPCにウィルスが到着してから駆除するのではなく、もっと手前で防ぎたいというニーズに応えることが可能です。

4-4. クライアント管理サーバ

  情報漏洩事件のニュースを見ていて、外部犯行よりも内部犯行が多いことに気づいたことはありませんか? 特にパートナー会社や派遣会社のスタッフが共に働いているオフィスでは、注意が必要です。
  また例え悪意がなかったとしても、Winny等によりうっかり情報漏洩してしまうケースも多々あります。情報へのアクセスは必要最小限のスタッフにだけ許可する。といったルール作りが、防止策として有効です。

1) ワークグループで運用する



ユーザ数が少ないうちは、運用でフォロー!
  小規模向けのWindowsネットワークが、ワークグループ(workgroup)です。アクセス権の設定は、端末ごとにそれぞれが行います。サーバ構築の必要がありません。

(ユーザBさんを追加する場合)
  全ての端末にBさんをユーザ登録してアクセス権を与えます。端末台数が少なければ、社員教育の徹底で問題なく運用出来ます。

2) アクティブディレクトリ(AD)で運用する



ユーザ数が多くなったら、一括管理が便利!
  大中規模向けのWindowsネットワークが、アクティブディレクトリ(Active Directory)です。ネットワーク上に存在する端末(サーバ、パソコン、プリンター等)やユーザの、アクセス権を一元管理することが出来ます。ドメインコントローラーと呼ばれるサーバが必要となります。

(ユーザBさんを追加する場合)
  アクセス権変更の設定はサーバ側だけで行います。端末台数が多い場合には、設定変更の作業を大幅に省力化できます。また、BさんのID・パスワードは、どの端末にログインする場合でも同一になります。

  Linuxでパスワード一元管理をしたい場合には、LDAPサーバというディレクトリサービスを利用する選択肢もあります。

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